管更生事業
近年、下水道管の老朽化が道路陥没の一因となり、大きな社会問題にもなっています。また、地震対策・安全対策の面からも、下水管きょの維持管理・更新改築が求められています。
当社では、下記3つの工法協会に所属し、施工箇所に適応した工法で老朽化した下水道管きょの更生を行います。
SPR工法・SPR-SE工法・SPR-NX⼯法
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SPR工法は、老朽化した既設管路内に硬質塩化ビニル製のプロファイルと呼ばれる帯状の材料を、スパイラル状に供給し嵌合(かんごう)しながら更生管を製管します。
つぎに、既設管路と更生管(製管した管)の隙間に特殊裏込材を充填して、既設管路と一体化した強固な複合管として、下水管きょを更生する技術です。
アルファライナー工法・シームレスシステム工法
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光硬化工法とは、老朽化した既設管路の本管更生、取付管更生、取付管接合部更生のそれぞれを行うことにより、管路(本管、取付管)を一体的に更生することができる光硬化更生工法である。
本管の構成は、「メインライナー」と称する更生材料を既設管路に引込挿入し、空気圧を用いて拡径、断面形状を維持した状態で紫外線照射を行うことにより、更生材料を硬化する「形成工法」である。
PFL工法・PML工法
PFL工法は、既設管きょ(Φ800以上)内面に高張力炭素繊維補強材(KBM)を取付け、その後、表面部材である突起付ポリエチレンパネル(PLパネル)を設置し、既設管とPLパネルとの隙間に、PLモルタルを注入し、養生後、同材質(高密度ポリエチレン製)の溶接棒を用いてPLパネルの継ぎ目を溶接することにより、水密性を確保して、下水管きょの更生を行う技術です。